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30代男のえげつねぇ投資日記

車は負債なのか。


米国株界隈で「車は負債」と言ってる人がいます。


結論から言うとそいつらは自己中です。田舎に住んでいる人間の事を考えていません。カーシェアリングだの、タクシーでいいだの勝手なこと書きやがって。暴論にも程があります。一度田舎に暮らしてみろや。


私は社会人になってから都会にも住んだし田舎にも住んみました。具体的に言うと関西の首都圏と北関東のド田舎です。これを踏まえて実体験に基づいた率直な感想を書いてみます。いちおう今は田舎住みなので田舎目線に立ってみました。


・田舎は車がなければ通勤もできない
通勤ができないってことはお金が稼げないってことです。これって負債じゃなくて必要経費じゃね?自転車で行けなくもないけど、雨の日とかは悲惨です。やっぱり屋根のある車のほうがいいです。というか車じゃないとダメです。
・田舎は家賃が安い
ぶっちゃけ同じくらいの間取りで倍くらいの違いがありました。そこに車の維持費を足し合わせたところで田舎のほうが安いか、もしくはトントンです(記事後半で計算)。車ありなら田舎暮らしでも生活に不自由はしないし、都会暮らしと比べてもその水準は下がっていないです。
都会の家賃=田舎の家賃+車の維持費
こんな印象。
・田舎は駅と駅の間隔が長い
ご存知の通り、田舎は駅が少ない。中途半端な場所だと歩いて30分くらいかかります。これで車無しはさすがにきついですわ。
・田舎はカーシェアリングできるところまで10km
アホか。



以下、公平を期すために車無し田舎住みの生活費をベースとしてどれだけ差が出るか計算してみました。



【車無し都会暮らし】
職場から4~5駅離れたところから通勤したとしても定期券代で毎月8000円ぐらいかかります。それに遊びに行くとかプラスアルファで月2000円(実際はもっとかかったけど)として年間12万円以上は堅いでしょう。ちなみに家賃は同じ間取りで都会のほうが4.2万円高いことが分かりました。これだけで年間50.4万円余計にかかります。
都会暮らし計:12+50.4=62.4万円/年


【車あり田舎暮らし】
・車本体:25.2万円
※走行距離が10~20kmくらいのプリウスが250万くらいで買えます。これなら10年は余裕で乗れるでしょう。一カ月当たりの金額に直すと250÷120=2.1万円です。2.1×12で年間25.2万円の計算。
・自動車税:43250円
※1~5年目39500円、5年目以降47000円で計10年乗る計算。
・車検:5万(2年で10万の計算)
・任意保険:3.5万円
・オイル交換:1.2万(6000円/1回、半年ごとに交換)
ガソリン:月8000円×12カ月=9.6万円(自身の生活様式基準)
洗車:9600円(月2回400円づつ)
駐車場代:タダ
田舎暮らし計:49.8万円/年


安全運転を心がけているので車両保険はかけていません。実際【車無し都会暮らし】より【車あり田舎暮らし】のほうが12.6万円安く済むことが判明。車両保険を入れてもやっぱり安く済みます。


極端な例かもしれませんが、これが私にとっての現実です。結局のところ、田舎暮らしと都会暮らしの経費どっちが安いか問題に帰結します。一生賃貸派と持ち家派の不毛な論争と似たような話で、そこに答えなんかありません。住む場所が違えば必要経費も変わる訳で、結局のところ本質は同じってことです。

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