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ブリオンに体を乗っ取られた30代男の暇つぶし投資日記

【AMGN】アムジェンに期待するもの

①バイオシミラー市場で首位を狙え!


バイオシミラー市場は激しい値下げ合戦に見舞われる。


安くて品質の良いものが市場を支配するであろうことは容易に想像がつく。


ここでキーになるのは品質の安定性と生産コストだ。


同じ費用と時間をかけたときどれだけ安定的に同じ品質大量に目的物を生産できるか?この辺のノウハウはアムジェンが世界でトップクラスの技術力を持っており、業界をよく知る者ならこれに異論を挟むことなどできないだろう。


まあ俺がこんな事を言っても信ぴょう性に欠けると思うんで、何か信用に足る情報がないか探してみた。


バイオのもう一つ大事な競争力で、生産技術というのがございます。アムジェンのバイオの生産技術力というのは、明らかに世界一です。そこで、これまで生き残り、成長し続けていると。そこで、必然的に次の分野というのは、もちろん新しいバイオ医薬品にも取り組みますけれども、何とバイオシミラーの一つの雄としてアムジェンが名乗りを上げ、そこに積極的に取り組んでいるということもございます。バイオシミラーは当然、最終的にはコストの勝負になります。だから、大きな生産規模、あるいは、良い宿主、ホスト、生産系、ベクター系を持っていれば、宿主・ベクター系を持っていれば、当然勝てると。その中で非常に強力な技術基盤があるというのは事実です。


出典:文部科学省 創薬研究戦略作業部会(第11回)議事録 2018.5.8

発言したのは第一三共株式会社の研究開発部長である古賀淳一氏だ。少なくとも俺なんかより信頼できるソースだろう。



②二桁パーセントの増配維持!


アムジェンは2011年から配当金を支払い始めている。バイオベンチャーが成功して配当金を出せるようになるなんて何つーか、スゲーよな。


とりあえず楽天証券から使えそうな数字を拾ってグラフを作ってみた。


きれいな右肩上がりの増配だ。


増配額自体はあまり変わらないので増配「率」という観点では下落傾向にあるが、それでも10パーセント以上を維持している。今までの増配率が異常なだけだ。


自社株買いにも積極的で2017年は減税で浮いた利益を自社株買いに充てている。



③次世代抗体医薬の上市


バイオシミラーだけでなく、技術力を活かした特殊抗体にも期待している。


アムジェンの販売する製品にブリナツモマブがある。これは二重特異性抗体といって、自然界には存在しない特殊な構造をもつ抗体だ。


通常の抗体は一つの抗原に対して結合するが、二重特異性抗体は二種類の抗原に結合することができる。


出典:中外製薬HP


ここで重要なのが、二重特異性抗体を作るには非常に高い技術力を要するということだ。自然界に存在しない抗体のため、冒頭で述べたような生産コストの抑制や品質の維持が難しい。


何が言いたいのかというと、二重特異性抗体はバイオシミラーを作るのが困難であるということだ。そもそもバイオシミラーで市場を獲得するにはコスト競争に勝つ必要がある。


つまりアムジェンと同様に世界トップクラスの技術力がなければバイオシミラー企業は参入する事すらできない。


現状で同等のレベルにいるのはアッヴィとロシュ(中外製薬の親会社)くらいだろう。


実は2018年に中外製薬から血友病の治療薬として「ヘムライブラ」という二重特異性抗体が販売されている。上記の画像がまさにそれだ。


こうしてみると日本の製薬企業も捨てたもんじゃないね。株主還元とかは抜きにしてだけど。


アムジェンのパイプラインにはフェーズⅠではあるが9品目の二重特異性抗体がラインナップされている。これらがどの程度次のフェーズに進められるのか。


これからもアムジェンから目が離せないな。

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