【ABBV】マヴィレットが小児に適用拡大
昨年末、アッヴィがC型肝炎(HCV)治療薬「マヴィレット」について、12歳以上の小児への適応追加の申請を行っていることが報じられました。この時点でマヴィレットは18歳未満への安全性が確立されておらず、12~17歳のHCV患者には使用することができませんでした。
そしてFDAは2019年4月30日、マヴィレットの小児用製剤を承認したと発表しました。適応は、12~17歳のC型肝炎ウイルス6つの遺伝子型すべてとなります。
アメリカでHCV感染している12~17歳の小児は3~4万人くらい。主に母子感染だそうです
。
ちなみに成人が標準治療をする場合、1日1回、3錠服用し、これを8週間続けることになります。この薬は一錠あたり1万8135.2円(これでも薬価は25%下げられた)で販売されているから、一回の治療あたりにかかる費用は、、、
18,135.2×3錠×8週×7日=3046713.6円
だいたい300万円ちょっと。
これは薬剤のみの価格で、実際には医者の診察代とか調剤費もかかります。
高額療養費制度を使えば実質10~13万円くらいに収まると思うけど、国の負担がやばい。
そしてこんなのは序の口で、もっともっと高い薬剤があるし今後もたぶん出てきます。
アメリカさんが国民皆保険とか言ってるけど、かなり険しい道だと思います。
もしやるんだったら保険適用の範囲を絞るしかないです。
でもそれ言いだしたら高いもんは高いまんまなんですよね。