製薬業界再編 乗るしかないこのビッグウェーブに
さて、昨年の武田によるシャイアー買収に続き、今年早々ブリストルマイヤーズがセルジーンの買収を発表した。
二度あることは三度ある。
もうね、仕方ないんですよ。
新薬の開発にはやたらと金がかかる割に報われないです。
そして薬価引き下げの圧力、訴訟、後発品の台頭。。。
それが製薬業界の現状なんですわ。
お金がないと新薬出せないんですよ。
だから各社提携したり合併したり、買収したりするわけです。
これから景気後退期に入るとか入らないとかいろんな話があるけれども、少なくとも株価が下がって時価総額が割安になった時点で突如買収されるといったケースは今後も増えてくるんじゃないかと思います。もしくはライセンス契約とかね。
実際自社で研究開発するより、ベンチャーが育てた有望なパイプラインを買い取るほうがはるかにお得だったりします。
ベンチャー側としても臨床試験とか各国への承認申請とか、そんなのやれる体力なんてないから大手製薬メーカーにできるだけ高く買ってもらいたいのです。
パイプラインは作るんじゃなくて買う時代になってきてます。
一発当てたベンチャーはプレミアムを付けて買収されてめっちゃ儲かり、何も有望な新薬を開発できなかったベンチャーはゴミのように消えていく。。。
残酷な時代ですね。
もはや画期的な新薬はベンチャーからしか生まれないんじゃないかと思ってしまいます。
俺もある程度研究を楽しんだらこの業界を離れて別の仕事をやるかもしれないです。
特にベンチャーとかで儲け関係なしに夢を追ってみたいのです。
でも給料とか福利厚生とかあんまり期待できないから、そこは株式投資で得た資産でやりくりできたらいいなと思っています。
税引後年間300万くらいあればできますかね?
まったく世知辛い世の中ですよ。